大村亘ワークショップ:タブラ言語によるリズムオーケストラ2

金沢市民芸術村「楽器フェスティバル2024:打楽器」関連企画

 

インドの古典打楽器であるタブラ特有のリズム言語を用いたリズムトレーニング、好評だった昨年に続けてのワークショップ開催です。楽譜を読むのではなく、口伝で伝えられてきたタブラ言語(フレーズ)を学び、拍子に対する意識だけではなく、リズムの流れがどのように表現に結びついていくかを体験します。最終的にタブラの音色を他の楽器に置き換えてリズムオーケストラを編成する、ほかに類のない試みです。
今回の受講生は、11月に行われる「楽器フェスティバル2024:打楽器」で初演される、大村亘による新作の演奏に参加します。奮ってご応募ください。

 

講師:大村亘(打楽器・タブラ奏者、作曲家)

 

 

      

【写真:第1回ワークショップより】

 

講師からのメッセージ


昨年のワークショップからタブラ言語の活用性における大きな可能性を共有出来た事に感謝しております。タブラ言語というと打楽器特有のものとイメージされがちですが、多種多様の楽器にもアプリケーション可能な音楽的に豊かな語法が存在します。2024年は更にそこから派生するリズムのアイデアをアンサンブルのパートに結晶化していき、皆様と共に音楽の力がもたらしてくれる新しい景色を描いていけるように務めたいと思います。
皆様のご参加お待ちしております。

大村亘

 

 

内容・応募要項


対象:高校生以上。楽器の経験がなくても、楽譜が読めなくても参加できます。
日時:2024年
【7月ワークショップ】7月26日(金)19:00〜22:00、27日(土)13:00〜16:00、28日(日)13:00〜15:00
【11月ワークショップ】11月6日(水)、7日(木)19:00〜22:00
【12月コンサート】
・・・・・・リハーサル12月19日(木)、20日(金)19:00〜22:00
・・・・・・本番 12月21日(土)時間未定

会場:金沢市民芸術村ミュージック工房(PIT4)およびパフォーミングスクエア

参加条件:7月ワークショップの全日程と、12月コンサートのリハーサルおよび本番に参加できること(11月WSは任意参加)。

定員:約20人(定員に達し次第締め切ります)

参加料(全回分):2000円(税込)

 

ワークショップ内容:
・タブラ言語と北インド古典音楽のリズムサイクルの紹介。
・その言語をアンサンブルで使用出来るモチーフや小さな曲に変換する作業を行う。タブラの音色からなる音像から触発されたオーケストレーションのアイデアをワークショップする。
・フォルムのある曲にまとめ、さらにそこから自由即興でアンサンブルの可能性を広げる。

 

【参加にあたっての注意事項】
*お持ちの楽器を持参してください。電気/電子楽器は自分で音が出せるようご準備ください(芸術村の備品PAは使用できません)
*楽器をお持ちでない方は、なにか音の出るものをお持ちください(例:空のペットボトルなど。芸術村の備品楽器は使用できません)
*声での参加もできますが、マイクは使用できません。

 

 

申し込み(専用フォーム):https://x.gd/JQc2R

 

 

問い合わせ:金沢市民芸術村 076-265-8300 music.geimura@gmail.com

企画・制作:福永綾子、中埜忠紀(金沢市民芸術村ミュージック工房ディレクター)

主催:金沢市民芸術村アクションプラン実行委員会(公益財団法人金沢芸術創造財団、金沢市)

 

★関連イベント★
大村亘+上野賢治 即興ライブ「Sonic Palette:有音と無音の狭間」
日時:2024年7月28日(日)17:30開演(17:15開場)
会場:金沢市民芸術村パフォーミングスクエア

 

 

講師経歴


大村亘 Ko Omura
東京都生まれ。アメリカとオーストラリアで育つ。シドニー大学、シドニー音大ジャズ科に進学し、オーストラリアの若手の登竜門Billy Hydes Drumcraftドラムコンペにおいて優勝。SABIAN CYMBALとのスポンサー契約を結んだ。横浜JAZZ PROMENADE 2006, 2008, SAPPORO INTERNATIONAL JAZZ FESTIVAL 2008, TOKYO JAZZ 2008, 2009, NHK Session 2010~2013, NHK-BSエルムンドなどといったジャズフェスティバルや番組にも多数出演。2015年には文化庁より新進芸術家海外研修員に選ばれる。2018年にニューヨーク録音されたアルバムBenign Strangersは同年米Downbeat誌のベストアルバムの1枚に選ばれる。国内では鈴木良雄、小沼ようすけ、中村真、佐藤浩一、西口明宏、松原慶史など様々なタイプのミュージシャンのツアーやレコーディングに参加。これまでにフェスティバルやレコーディングでアメリカ、オーストラリア、インド、香港、中国、台湾、韓国、ヨルダン、ルクセンブルグと幅広い活動域を展開。毎年インドに出向きタブラという北インドの伝統打楽器を研鑚中。世界中の音楽家達と交流を深めながら、独創的な音楽創りを試み続けている。2023年度金沢市民芸術村れジデントアーティスト。