「楽器フェスティヴァル2024:打楽器」メインコンサート
金沢市民芸術村「楽器フェスティヴァル2024:打楽器」メインコンサート
風が立つ。波は岸を鳴り響かせる。
日時◉2024年12月21日(土)17:00開演(16:30開場)
会場◉金沢市民芸術村パフォーミングクスエア
ミュージック工房が企画する新シリーズ「楽器フェスティヴァル」、今年度のテーマ楽器は「打楽器」。
メインコンサートでは、ジャンルを超えて、選りすぐりの個性豊かな打楽器と奏者が演奏を繰り広げます。
ドラマー・タブラ奏者の大村亘を中心とするジャストリオや、タブラリズムをベースに市民が参加してつくりあげる新作初演。
打楽器奏者・畑中明香による超絶技巧が冴える現代音楽。
パワフルかつしなやかに和太鼓を操るデュオ・アヤノチエも登場。
これまでの打楽器のイメージを鮮やかに塗り替えながら、新しい響きを紡ぎ出すコンサート。お立ち合いください。
*公演のサブタイトルはヴァージニア・ウルフ「波」(森山恵訳)より引用いたしました。
出演◉
大村亘トリオ(大村亘(ドラム、タブラ)+永武幹子(ピアノ)+落合康介(ベース・馬頭琴)
畑中明香(ヴィブラフォン、ザルブ他)
アヤノチエ(和太鼓デュオ)
金沢タブラリズムオーケストラ(市民参加による)
プログラム◉
和太鼓《遮二無二》《灯明》
ジョルジュ・アペルギス《決闘》ザルブを奏でる打楽器奏者のための(1978)
Georges Aperghis: Le Corps Á Corps
ヘルムート・オヘリング《フォックスファイヤー・ドライ》ヴィブラフォンのための(1993)
Helmut Oehring: Foxfire Drei
大村亘トリオによるジャズ演奏
大村亘 タブラリズムオーケストラのための新作委嘱初演 (2024)
チケット(税込):全席自由 一般2500円、学生1500円(当日券 各500円増し)
高校生以下無料(要予約)
*学生券、高校生以下無料券は入場の際に学生証の提示が必要です。
*未就学児の入場はご遠慮ください。
予約:2024年10月21日(月)発売開始
金沢市民芸術村事務局窓口(紙チケット直接販売)9:00〜19:00
専用フォーム(当日会場受付にて精算)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf1NipOts0HtyjiUISGoegWQzqydudwNG96VmQ-O5eCNULIkw/viewform
問い合わせ:
金沢市民芸術村(9:00〜19:00)
電話 076-265-8300
FAX 076-265-8301
照明:宮向隆
音響:清水聖一
舞台監督:三浦大
協力:K-CUBIC
企画・制作:金沢市民芸術村ミュージック工房(福永綾子、中埜忠紀)
主催:金沢市民芸術村アクションプラン実行委員会(公益財団法人金沢芸術創造財団、金沢市)
後援:北國新聞社、北陸中日新聞、MRO北陸放送、石川テレビ放送、テレビ金沢、
HAB北陸朝日放送、エフエム石川
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大村亘 Omura Ko
東京に生まれ、アメリカとオーストラリアで育つ。シドニー大学、シドニー音大ジャズ科に進学し、オーストラリアの若手の登竜門Billy HydesDrumcraftドラムコンペにおいて優勝。SABIAN CYMBALとのスポンサー契約を結んだ。横浜JAZZ PROMENADE、SAPPORO INTERNATIONAL JAZZ FESTIVAL、TOKYO JAZZ、NHK Session 2010-2013, NHK-BSエルムンドなどといったジャズフェスティバルや番組にも多数出演。2015年文化庁新進芸術家海外研修員。2018年にニューヨーク録音されたアルバムBenign Strangersは同年米Downbeat誌のベストアルバムの1枚に選ばれた。国内では鈴木良雄、小沼ようすけ、中村真、佐藤浩一、西口明宏、松原慶史など様々なタイプのミュージシャンのツアーやレコーディングに参加。これまでにフェスティバルやレコーディングでアメリカ、オーストラリア、インド、香港、中国、台湾、韓国、ヨルダン、ルクセンブルグと幅広い活動域を展開。毎年インドに出向き、北インドの伝統打楽器タブラを研鑚中。世界中の音楽家達と交流を深めながら、独創的な音楽創りを試み続けている。2023年度金沢市民芸術村レジデントアーティスト。
永武幹子 Nagatake Mikiko
5歳よりクラシックピアノを始め、ヤマハ音楽教室で寄島清美氏に師事。早稲田大学入学後、同大学モダンジャズ研究会、ハイソサエティオーケストラに入り、ジャズに目覚める。ジャズピアノを清水くるみ氏に師事。現在は増尾好秋(guitar)グループ、酒井俊(vocal)グループ、峰厚介(t.sax)、M’s Three等様々なバンドに参加する他、自身のバンド永武幹子TrioやJ.J.Soul、DuoユニットJabuticabaをメインに、都内ライヴハウスを中心に全国的に活動。2021年より自身のリーダートリオや参加ユニットでアルバムを続々とリリース、最近では大村亘とのユニット”eFreydut”でNY録音を敢行、2024年2月に”Fairway”を発売。
落合康介 Ochiai Kosuke
3歳からクラシックピアノ、親戚のジャズピアニスト中山静雄の影響でジャズを聴くようになり、ジャムセッションの中でコントラバスを弾くようになる。齋藤徹のコントラバスアンサンブルに参加したことをきっかけに、羊の腸で作られたガット弦を扱う。馬頭琴の音色に興味を持ち、モンゴルのゴビ砂漠に滞在し、現地の巨匠たちに馬頭琴を学ぶ。2021年より埼玉県の北本団地にジャズ喫茶「中庭」をオープン、音楽と団地を結ぶコミュニティスペースとして活動。MUJI/UR団地リノベーションプロジェクトライター、無印良品計画MUJIブログ執筆。自身のパフォーマンスに加えて、台原縄文音楽祭、縄もんセッション、北本市総合公園”みどりとまつり”ストリートパフォーマンスライブなど地域や生活に根ざした音楽イベントを企画。(写真:bozzo)
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畑中明香 Hatanaka Asuka
同志社女子大学音楽科打楽器専攻卒業。同大学音楽学会《頌啓会》特別専修生修了。在学中、日本打楽器協会主催新人演奏会最優秀賞、朝日現代音楽コンクール〈競楽Ⅳ〉第2位入賞。サントリーサマーフェスティバル等に出演後渡独し、カールスルーエ音楽大学にて中村功氏に師事、最優秀にて卒業。2006年ダルムシュタット国際現代音楽祭クラーニヒシュタイナー賞受賞。 2007 年より主にフランス、ドイツにて演奏活動を行う。ハダースフィールド国際現代音楽祭、ドナウエッシンゲン現代音楽祭等に出演。2010年に帰国、武生国際現代音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ(滋賀)など出演。京都の現代音楽グループ・アンサンブル九条山のメンバーとして、令和元年度大阪文化祭賞奨励賞、音楽クリティック・クラブ賞奨励賞。相愛大学非常勤講師。
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アヤノチエ Ayanochie
締太鼓を得意とし、天性のリズム感で様々な音を紡ぎ出す『山本綾乃』。大太鼓を優雅かつ深く響き渡らせる『成田千恵子』による女性和太鼓デュオ。国内はもとより、海外でも数多くの舞台で研鑽を積んできた両者が和太鼓の魅力を存分に引き出し、一期一会の演奏をお届けします。
山本綾乃 Yamamoto Ayano
富山県出身。心技一体を信条に、日本の音・心を伝えるべく太鼓道一筋。これまでに、世界25カ国にて400回以上の海外公演に出演。国際的に知られる「焱太鼓」所属を経て2005年にソロ奏者となる。同年女性デュオ「蜻蛉」を、2010年、姉妹デュオ「ヤマモト万歳」を結成しユニット活動も行う。これまでに、葉加瀬太郎、女子十二楽坊、チェン・ミン、山本寛斎ほか数多くのトップアーティストとショー、テレビ、ラジオ等で共演し、コラボレーションを活発に行っている。また、全国の和太鼓グループの作曲・指導も手掛け、和太鼓コンテストの講師や審査員を務める等、後進の指導にも力を注いでいる。
成田千恵子 Narita Chieko
金沢市出身。浅野太鼓楽器店に入社し太鼓製造に携わる。同時に和太鼓演奏活動を始め、国内外での経験を積んだのち、2003年より「焱太鼓」に参加。世界陸上ヘルシンキ大会開会式やスペイン5都市公演、東南アジアツアー、KANSAI SUPER SHOWなど、多くの舞台で演奏。白山開山1300年には山頂にて、舞・龍笛・和太鼓、トリオでの奉納演奏を行う。大太鼓を中心とした確実な打ち込みと、女性ならではのしなやかさを持ち味としている。現在はソロ奏者として活動し、さまざまなジャンルとのコラボレーションや、和太鼓の指導も意欲的に行っている。
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楽器フェスティヴァルについて
テーマとする楽器を選び、1年かけてコンサートやワークショップなど多彩なアプローチを仕掛ける新企画。12月のメインコンサートは、ゲストアーティストによるプログラム、市民ワークショップの成果発表など、ジャンルを超えて楽器を寿ぐ場です。
本年度の打楽器に続いて、2025年度は「低音楽器」を予定。