2025-26年レジデントアーティスト:Momoさん(ピアニスト・作編曲家)
photo: Tohno Masakuni
2025-26年度のミュージック工房・レジデントアーティストに、ピアニスト・作編曲家のMomoさんが決定しました。
ジャズをバックグラウンドとしながら、さまざまな音楽を独自のかたちで表現するMomoさん。富山県の出身で、かつて金沢に住んだこともあるとのこと。再び訪れる金沢で市民とともに繰り広げる音楽の世界に、どうぞご期待ください。
Momoさんからのメッセージ
2025-26 年度の金沢市民芸術村レジデントアーティストとなりましたMomoと申します。 オープンスペースを挟んで工房が並び、日本家屋や大きな練習棟もあり、様々な自由な創作を実践できる夢のような施設に、昼夜いつでも集えるなんて本当に羨ましいな、と心から思います。 多くの方が様々な表現を紡いでこられたその素晴らしい場所で、音楽を通して 市民の皆様と繋がることができるご縁を頂いたことは純粋な喜び以外の何物でもありません。 助けて頂く事がきっと山ほどあります。けれど、私が思いつくほんのちょっとの「オモシロ、イ?」も、皆様と一緒であれば「オモシロイ!」にする事ができると信じています。小さな“やってみたい”や“ワクワクする”を大切にしながら、新しい扉を開くような活動を金沢市民の皆様と一緒に創っていけたら嬉しいです。 共に生み出した音が皆様のくらしをより豊かな物にできるよう全力で取り組んでいきますので、どうかよろしくお願いいたします。(Momo)
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Momo(モモ)
富山市岩瀬出身。高校卒業後数年を金沢で過ごす。洗足音楽大学ジャズピアノ科在学中に奨学金を得て渡米。バークリー音楽大学ジャズ作曲科(秋吉敏子賞受賞)で学び、両校を卒業。卒業後はBMIジャズコンポーザーズワークショップ、ヘンリーマンシーニインスティテュートに参加し研鑽を積む。帰国後はピアニスト、作編曲家として多くの作品に関わり、ダンスなどとの公演も行う。チャリティーコンサート、また子どもや障害を持つ方も自由に楽しめるインクルーシヴコンサートの企画及び出演にも積極的に取り組んでいる。近年声を使った表現も取り入れ、音が描く物語の可能性を追求している。また暮らしの中で継承されてきた世界各地の民謡にも深い関心を寄せており新たな編曲での演奏に挑戦している。人種、性別、年齢、発達の違いなど多様な垣根を越えながら、楽しく繋がることのできる音楽の場をつくる事を目標の一つとしている。
オフィシャルウェブサイト:www.momopiano.com