高本敦基展 アセンブレ アセンブリ


日常目にするものを観察し、そこから現代社会の何かしらのエッセンスが引き出せないか。
そのようなことを考えながら制作しています。
展覧会名の「アセンブレ アセンブリ」(Assembler/Assembly)は「組み立てる存在」、「組み立てられる部品」という意味です。
私たちは社会の中で色々なものを組み立てて自分らしく生きているようでいて、実は組み立てさせられているのではないか。自分が組み立てる存在だと思っていても、巨視的には組み立てられる部品なのではないか、と思う時があります。
「組み立てる存在」「組み立てられる部品」の役割は常に流動的で私はそのどっちにも転びながら生きている。
そのことを実は薄々感じていて心の片隅で違和感を感じながらも、この社会状況がいけないのか?と問われたら、そうではなく、まぁまぁであると甘受して生活をしている。「アセンブレ」と「アセンブリ」が癒着し、曖昧さを引きずりながら日常を生きる。そう思いながら作ってきた作品を展示します。

高本敦基 TAKAMOTO Atsuki


●作家プロフィール

2003年 金沢美術工芸大学 油画専攻 卒業
2005年 ナンシー国立高等美術大学 修士課程修了

●主な個展

2017年「フレデリック・テイラー氏に花束を」金沢アートグミ(石川)
2016年「組み立て式の社会」奈義町現代美術館(岡山)
2015年「JUXTAPOSITION-平置思考-」吹上美術館(岡山)
2014年「Self-Artist in Residence – 高本敦基展」旧遷喬尋常小学校他(岡山)
    「高本敦基 制作展」Space Seed(岡山)         
2012年「モールブリッジ プロジェクト」第50回 岡山市民芸術祭(岡山) 
2011年 天プラセレクション「高本敦基:日常性の現場から」天神山文化プラザ(岡山) 
2003年「高本敦基展」gallery doigt(石川)

●賞歴

2014年 第17回 岡本太郎現代芸術賞 特別賞
2015年 岡山芸術文化賞 グランプリ
     福武文化奨励賞

●主なグループ展

2017年「 高松コンテンポラリーアート・アニュアルvol.06/物語る物質」高松市美術館(香川)
    「 表装」展 天神山文化プラザ(岡山)
2016年 日本・ベルギー国際交流美術展 in 金沢「WEWANTOSEE」展  金沢21世紀美術館(石川)
    「 美作三湯 芸術温度」展 湯原温泉(岡山)
2015年「 第12回 犬島時間」(岡山県岡山市犬島)
2014年「 アートの今・岡山 -時のカタチ-」展
     天神山文化プラザ、高梁市歴史美術館、奈義町現代美術館(岡山)
   「第17回 岡本太郎 現代芸術賞」展 川崎市岡本太郎美術館(神奈川)
   「第11回 犬島時間」犬島(岡山)
2013年「 犬島時間展」瀬戸内市立美術館(岡山県瀬戸内市)
    「 美つくりの里・旅するアート2013」衆楽園(岡山県津山市) 
    「 岡野屋旅館プロジェクト2013」旧岡野屋旅館(岡山県真庭市 勝山町並み保存地区)
    「 第10回 犬島時間」犬島(岡山)
2012年「 美つくりの里・旅するアート2012」岡山県美作地域(奈義、大原、勝央、湯郷)
2011年「 Living in Arts Project」勝山町並み保存地区(岡山県真庭市)
2010年「 岡野屋旅館プロジェクト2010」勝山町並み保存地区(岡山県真庭市)
2005年「 アコーディオン・ア・プーシエール展」 AUTRESENS マゼール・シュル・サラット(フランス)

高本敦基展(展覧会イベント情報)

日 程 2019年10月31日(木)〜11月12日(火)
時 間 10:00〜18:00
会 場 金沢市民芸術村 PIT5 アート工房
入場料 無料
主催:金沢市民芸術村アクションプラン実行委員会
共催:金沢市、(公財)金沢芸術創造財団
企画・担当:金沢市民芸術村アート工房ディレクター/方野公寛、渡辺秀亮
PDF イベントフライヤー(606KB)

ワークショップ たくさんの洗濯バサミでつくる

内容 たくさんの洗濯バサミを使って造形制作を行います。(体験のみで持ち帰りはできません。)
日 程 2019年10月27日(日)
会 場 金沢市民芸術村 PIT5 アート工房
時 間 13:00〜16:00 (受付12:45〜 )
対 象 子どもから大人まで(小学生以下は保護者同伴)
定 員 先着15名
参加費 無料
申 込 要事前申込
芸術村窓口(TEL 076-265-8300)または アクションプランウェブ(このページ中のフォームよりお申込ください)