上田普 個展ー蹟SEKI-

 

ナイトミュージアム2021関連企画

上田普 個展
-蹟SEKI-

2021年12月7日(火)〜12月9日(木)
金沢市民芸術村アート工房 PIT5 / As baku B蔵

 

 

金沢市民芸術村アート工房アクションプランでは12月7日より、金沢ナイトミュージアムと共同で主催する展覧会「上田普 個展 蹟SEKI」を開催いたします。金沢ナイトミュージアムとは美術、音楽、舞踏、映像など様々なジャンルのアートイベントが金沢市内の文化施設や町屋、広場などで展開され、夜の街を彩るイベントであり、*人々が集い、体験を共有し、新しい文化・価値を未来へつなげていくプラットフォームを目指して運営される事業です。
本企画では金沢アクションプランが独自に展開するプラットフォームと、金沢ナイトミュージアムが独自に行うイベントとが協働することによって、金沢各所で行われる出来事をより強固なものとすることを狙いとしています。今回は金沢市民芸術村アート工房に加え、As baku B蔵も含めた2会場での開催となります。二つの会場の特性に合わせて見え方の異なる鑑賞体験をぜひご覧ください。

*金沢ナイトミュージアム公式WEBより引用
https://www.nightkanazawa.com/about

金沢市民芸術村アート工房ディレクター一同

 


 

現代アーティスト・上田普(うえたひろし)の展覧会を市内2会場(金沢市民芸術村アート工房・As baku B蔵)で開催します。
兵庫県出身の上田は、母親が書道教室をひらく家に生まれ、幼い頃から書に親しんできました。海外での活動後京都に制作拠点を置いてからも、日本の書道団体には属さず、商業的な仕事と並行しながら美術の領域に及ぶ様々な表現方法を模索し続けています。
元来、モノクロで二次元に従属する書の世界を果敢に拡充する上田の作品は「読む」ことよりも制作者の「動き」「痕跡」「呼吸」を彷彿とさせます。それは何千年もの膨大な歴史と真摯に向き合ってきた上田が独自に生み出す書へのアンサーであり、時空や意味表現を超えた会話とも言えるでしょう。
また、現代を生きる必然と言わんばかりにデジタル技術の活用を取り入れた作品は、長年培われた書への深い造詣と筆を捌く職人的な研鑽に支えられ、明確なコンセプトとともに隙のない完成度を備えています。展覧会を通して、一般的に抱かれる「生活のための書」「教養としての美術」というイメージを緩やかに横断し、鑑賞者の前に新たな景色が広がることを願っています。

 


<イベント1「書を宿す」>
2021年12月7日(火)
19:00〜(約30分・雨天決行)
金沢市民芸術村アート工房
参加無料(当日ライブ配信予定)配信リンクはこちら

コンテンポラリーダンサー・矢﨑悠悟(元ヤザキタケシ)と「音」「呼吸」をテーマに共演します。

<イベント2「アーティストトーク」>
2021年12月9日(木)
18:00〜(約60分)
金沢市民芸術村アート工房
参加無料

2会場で展示された作品と前々日に行ったパフォーマンス「書を宿す」について、質疑応答を交えて解説します。


プロフィール

上田普 Hiroshi UETA

 

1974年 兵庫県生まれ
1996年 四国大学書道コース卒業
1998年 中国・杭州大学へ留学
2000年 カナダ・トロントにて活動
2002年 制作拠点を京都に移す
2005年、京都市美術協会より新鋭美術作家に選出。その後2006年アート・シドニー(オーストラリア)、KIAF2007(韓国国際アートフェア)、木津川アート(京都)、Water Tower Art Fest2014(ブルガリア)、2016年はウェールズ・UK でのアートイベントAKIN等、現代アート作家として参加。2018年&2020年京都×パリのアーティストコラボレーション事業に参加。パリの製本作家、ジュエリーアーティスト、照明デザイナー、ミュージシャン、ダンサー等とのパフォーマンス・展示をおこなってきた。
デザインの分野では泉鏡花作、中川学絵の絵本「龍潭譚」、同じく「絵本化鳥」の題字を担当し2014年アジアデザイン賞を受賞。NMB48、男前豆腐店、叶匠寿庵、柊家旅館、前田珈琲等の商品ロゴの制作や監修。また武田薬品工業株式会社全グループによるミーティング“ONE TAKEDA”、国際会議であるUFI TOKYOにてオープニングアクトとしてVRを使った書のライブパフォーマンスを披露。京都・時代祭館十二十二(トニトニ)館内の映像制作。東アジア文化都市・京都2017のプロモーション映像制作など最先端の映像制作にも関わる。
四国大学書道文化学科、大阪電気通信大学非常勤講師。
http://www.uetahiroshi.com/

矢﨑悠悟(元ヤザキタケシ) Yugo YAZAKI

 

寅年3月生まれ、 四国出身。1981年俳優養成所入所、演劇・ダンスを始める。1989年ニューヨーク、アルビンエイリーダンススクールへ留学。1998年フランスのバニョレ国際振付賞にノミネートされる。以降ダンサー・コレオグラファーとして自身の作品が数々の国際ダンスフェス、アートフェス(パリ、ニューヨークなど)に招請され公演。2010年以降現代のリアル忍者を目指し、風に舞う木の葉の様に水に遊ぶ魚の様に踊る事を修行中。元大阪体育大学、近畿大学、立命館大学、京都造形芸術大学、非常勤講師。
https://ty8888.jimdofree.com/

 


 

 同時開催

会場:As baku B蔵

会期:2021年12月4日(土)〜2021年12月12日(日)

公式サイトはこちら

 


 

 

金沢ナイトミュージアム×金沢市民芸術村アクションプラン 合同企画
企画・ディレクション:金谷亜祐美(金沢アートグミ)
主催:(公財)金沢芸術創造財団、(公財)金沢文化振興財団、金沢市民芸術村アクションプラン実行委員会
共催:金沢市
後援:北國新聞社、MRO北陸放送、石川テレビ放送、HAB北陸朝日放送、エフエム石川問合わせ:(公財)金沢芸術創造財団 076-223-9898(午前9時〜午後5時、平日のみ)
フライヤー表(JPG)
フライヤー裏(JPG)
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