アート国際交流 中国交流展-浓厚な聊天(のんほうなりゃおてん)
会期:11月3日(土・祝)-11日(日) 10:00-18:00
会場:金沢市民芸術村 PIT5 アート工房 入場無料
金沢市民芸術村アート工房では、海外で活躍するアーティストと金沢市民とのアートを通じた国際交流を展開します。東アジア文化都市2018金沢の開催に合わせ、文化を通じた東アジアとの交流促進を目的として、中国の若手アーティストや中国と関わりを持つ日本のアーティストの作品展示をおこないます。タイトルの浓厚な聊天とは、“濃厚なおしゃべり”という意味です。この展覧会で、おしゃべりをするように自然に、また濃厚に両国の文化や人々のつながりの「輪」が広がっていくことを願います。
“聊天(おしゃべり)”は漢字を語源とする言葉で、より気楽で自由で束縛を受けないものなので、相手との距離を近づけることができ、さらに一歩踏み込んだ関係を作り、忘れがたい経験になる。
正式な会談などと比べると、聊天には決まった形式はなく、テーマや対象を限定することもない。親しい関係であろうとなかろうと、様々な場所からやってきては、国家や政治経済のような大きな話題から小さな日常生活のエピソードまで、どんなことでも聊天の話題となる。先人は“听君一席话,胜读十年书(君の話を聞くと、10年の読書に勝る)”と言い、一回の興味深い聊天は、その人の考え方や感情にインパクトを与え、優れたところを取り入れるきっかけを提供してくれる。本展覧会「浓厚な聊天」は、そのような背景の下開催される。
本展覧会「浓厚な聊天」は、日中両国の人々にとって、その意味合が理解できるようなできないようなテーマである。日本語と中国語が重なり、文化や歴史の間の縁をつなげている。お互いに異なる国柄で使う言葉も違うが、お互いの領域に相通じる物事がひっそりと存在しているようであり、私たちに影響を与えている。私たちも同様に、密接に語り合うことを通じて、よく知らないようで共通しているところを発見したり理解したりしていくことができるであろう。
そのようなことを鑑みて、本展覧会では李健、李文、施鹏程、青木千絵、鹿庭健司、柄澤健介、高橋治希、 山内祈信、渡辺秀亮の9名の作家が出色な作品を発表する。作品は彫刻、絵画、写真、篆刻、インスタレーションなど多岐にわたる。ここでは、どの作家の作品も聊天のきっかけとなり、歴史、文化、政治や個人の記憶や経験に至るまで、それぞれの優れた表現方法によってこれらの問題や考え方が提示されている。それらの考え方の中には、奥深いもの、わかりやすいもの、凛然たるもの、心地よいものがあり、まさに聊天のようである。ありふれたもののように見えて、実のところ非常に意義深く人を夢中にさせる。また、同時に本展覧会が鑑賞者に豊かな芸術、思想のご馳走を提供できる場となること、さらには、日中両国の文化と人々の友好交流の精神と友情を深く体現することを切に願う。
大呂空間キュレーター 呂豪(LYU Haoリュー・ハオ)
トークイベント
『浓厚的餃子活動(のんほうだじゃおずふぉどん)』
キュレーターの呂豪(LYU Hao リュー・ハオ)氏を囲んで、餃子を包みながら“聊天(おしゃべり)”をおこないます。
11月3日(土・祝)17:00–18:00 参加無料(事前申込み不要)
李文 《犯人》
施鹏程 《Miss.迷思》
青木千絵
《BODY08-2 -昇華-》
撮影:神藤剛 2014 静岡市美術館
鹿庭健司
《The memorable place in my early days》
柄澤健介 《分水嶺》
高橋治希 《手の中の園林》
山内祈信 《butterfly effect》
渡辺秀亮
《合従連衡~含笑花~》
イベント情報
日 程 | 11月3日(土・祝)-11日(日) 10:00-18:00 |
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会 場 | 金沢市民芸術村 PIT5 アート工房 |
料 金 | 入場無料 |
主催:金沢市民芸術村アクションプラン実行委員会 共催:金沢市、(公財)金沢芸術創造財団 企画・担当:金沢市民芸術村 アート工房ディレクタ一 渡辺秀亮 方野公寛 |
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PDF | イベントフライヤー(637KB) |