俳優ゼミ【ブラッシュアップ編】「ファンタジーを創る」~発表公演に向けて~

平成24年12月1日(土)2日(日)、15日(土)16日(日)、22日(土)23日(日)、28日(金)~31日(月)
 

 7月に行った「俳優ゼミ」では、有名な「ガリバー旅行記」を題材とし
「身体・言葉・空間」を意識する身体を創るワークショップを行い、
“表現者として舞台(空間)に存在する”とはどういうことなのか参加者全員で探りました。
今回はいよいよ発表公演に向けて作品を作り上げていきます。

  • ナビゲーターの言葉

“演劇の本質は「夢見るチカラ」にある”と、私は7月の俳優ゼミで言いました。舞台で見る光景が等身大の人間が再現する、日常と何も変わらないものであるならば、なんだか味気ないと思います。
演劇はファンタジーであるべきです。しかしそれは頭で描く絵空事ではなく、体と声で紡がれる、現実を越えた「もう一つの現実」でなければなりません。7月に金沢でお会いした皆さんは、深い人生経験に裏打ちされながらも、その「もう一つの現実」を強く求めるオーラに包まれた素敵な人たちばかりでした。12月はワークをさらに押し進めて、誰も見たことのない風景を一緒に創りたいと思います。どうぞ奮ってご参加ください。(寂光根隅的父)
 

  • ナビゲーター プロフィール

寂光根隅的父(じゃこうねずみのぱぱ)

寂光根隅的父(じゃこうねずみのぱぱ)
演出家、「双身機関」主宰。皇學館大学卒。1995年に双身機関を結成。以後、企画・演出を担当、身体と空間を軸にした実験的な公演活動を続けている。
七ツ寺共同スタジオの企画・制作スタッフとしても長年活動。2011年よりプロデューサーに就任。また専属市民劇団「猫足ウィローズ」を2010年に結成、ディレクターを務める。名古屋・京都・三重・金沢などの地域ネットワーク創りにも精力的に取り組み、トークゲスト、ワークショップナビゲーターなど多数。またカフェでのライブ活動、演劇シンポジウムのコーディネート、朗読や一人芝居の演出など、近年の活動は多岐に渡る。
利賀演劇人コンクール2012で上演した『しあわせな日々(作:サミュエル・ベケット)で優秀演出家賞及び観客賞を受賞。
代表作は『コール』『市街劇・箱男と箱女(原作:安部公房)』『ハッピーアイスクリーム』『阿片戦争(作:寺山修司)』(双身機関)、『ハムレットマシーン(作:ハイナー・ミュラー)』『昔の女(作:ローラント・シンメルプフェニヒ)』(七ツ寺プロデュース)、『夢十夜』(寂光根隅的企画)、『オン・ザ・レインボウ』(猫足ウィローズ)
本年9月には仙台・松山・大阪の演劇人を加えた七ツ寺プロデュース『十日の菊/英霊の聲』を演出、三島由紀夫の濃密な文体を鮮やかに視覚化し、衝撃を与えた。
 

  • ワークショップ日時

平成24年12月1日(土)19時~22時 ドラマ工房
2日(日)13時~17時 ドラマ工房
15日(土)19時~22時 研修室
16日(日)13時~17時 研修室
22日(土)19時~22時 研修室
23日(日)13時~17時 研修室
28日(金)19時~22時 ドラマ工房
29日(土)時間未定 (リハーサル)
12月30日(日)・31日(月)発表公演
(両日17時開演、全2回公演)
※公演に向けてのワークショップですので、 全ての日程への参加をお願いします。
※公演についての詳細は「発表公演チラシ」をご覧ください。
 

  • 募集人数 15名程度

 

  • 募集対象 演劇初心者~、表現することに興味がある方

※7月の「俳優ゼミ」に参加していない方もぜひご参加ください。
 

  • 参加費  全日通し 5,000円

 

  • 参加申込み〆切 平成24年11月26日(月)必着