2024-25年レジデントアーティスト:橋本晋哉さん(チューバ奏者)
photo: Matsukage Hiroyuki
2024-25年度のミュージック工房・レジデントアーティストに、チューバ奏者の橋本晋哉さんが決定しました。
来年度のミュージック工房のテーマはまさに「低音」。低音に注目した多彩な楽器の数々が登場予定。
そのなかでも、超絶技巧を要する現代音楽から、セルパンなど古楽の低音楽器も専門とする橋本さんを中心に、さまざまなプロジェクトを企画中です。ご期待ください。
橋本晋哉さんからのメッセージ
この度、金沢市民芸術村レジデントアーティストとして活動することになりました橋本晋哉と申します。私は主にチューバ、セルパン、オフィクレイドといった低音の金管楽器を用いて、古楽と現代音楽を専門として演奏活動を行っています。金沢市民芸術村は、アートと市民が触れ合う貴重な場と伺っています。今回の活動を通じて、特に低音楽器の魅力を皆様に楽しんでいただける機会を創りたいと考えています。低音がもたらす深い響きや独特の表現力を、身近に感じていただけるような体験を提供し、音楽が持つ可能性を共に探求したいと思います。金沢市民の皆様との交流を通じて、いろんな音楽の世界を共に楽しみながら理解を深められる場を築いてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。(橋本晋哉)
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橋本晋哉 Shinya Hashimoto
チューバ、セルパン、オフィクレイド奏者。パリ国立高等音楽院第3課程修了。サントリー芸術財団サマーフェスティバル2008、2010及び2016、コンポージアム2009、HIROSHIMA HAPPY NEW EAR 19などで協奏曲のソリストを務めるほか、東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」、NHK-FM「名曲リサイタル」、「リサイタル・ノヴァ」にソリストとして出演。現代曲の初演を数多く手がける一方、16世紀フランス由来の古楽器「セルパン(蛇)」、その後継楽器オフィクレイドを用いての古楽のジャンルでの活動も多い。洗足学園音楽大学講師。現代音楽ユニット「東京現音計画」、声楽家松平敬との異色デュオ「低音デュオ」で活動。
【来期レジデントアーティスト公募についてお知らせ】
今年度より、ミュージック工房のレジデントアーティストを2年制としました。2025-26年度の募集を近日中にホームページ上で開始します。ご注目ください。